去る平成26年9月20日、福岡県久留米市国分町の日吉神社に於いて秋季例大祭が斎行され、当会雅楽部7名が伶人として御奉仕した。祭典中は越天楽・五常楽急、奉納舞を小学生の舞人に合わせ演奏し 祭典終了後、境内の舞台で別の小学生の舞人による浦安の舞を再度演奏した。
浦安の舞とは昭和15年「皇紀二千六百年奉祝」に合わせ全国の神社で奉祝臨時祭を行うにあたり作曲作舞された神楽舞である。
当日は心配されていた天候にも恵まれ、雅楽の音色に合わせた小学生が一生懸命舞う姿は印象的であった。この秋季例大祭は毎年子供たちの参拝が多く境内がとても賑わっており、地元の子供たちによる奉納太鼓も勇壮そのものであり、地域の人々に喜ばれる秋祭りとして日吉の御神様もさぞ御嘉納あらせられたと思われる。
昭和天皇御製(昭和8年)浦安の舞の歌詞
天地(あめつち)の神にぞ祈る朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を
大牟田神社 禰宜 高尾裕二郎