カテゴリー別アーカイブ: 県の活動

神社挙式意見交換会 

去る七月二十六日、青年会主催のもと挙式関係業者との意見交換会が開催された。

現在の挙式は、神前式・チャペル式・仏前式・人前式など多種多様にある中で、やはり神前式にこそ、この国の未来への希望を見出せるものとして我々神職は動くべき事柄なのだと、今の時代だからこそ強く感じるところがある。

神の御前において行う意義を、我々神職が更に深く追求して、発信していきはじめなければ時代の闇を止めらないのではないだろうか。

挙式を介して始まる神々との縁をも結ぶことが神職の使命の一つかもしれない。それが実現できたならば次世代は希望に輝くものと感じている中で、その第一歩目がこの挙式関係者との意見交換会交流会であり、何か大きなものの始まりなのかもしれない。

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十日恵比須神社 権祢宜 太郎良 高光

神道行法禊練成研修会

去る7月21日22日宗像大社のご協力のもと、本年の練成研修会は宗像の地で2日間に亘り開講された。

辺津宮を参拝の後、大島へ渡り中津宮を参拝した。参拝の後、沖ノ島についての御講義を賜り教養を深めた後に、鎮魂行法の研修を受け会員一同修練に努めた。翌日には「神宿る島」と仰ぐ沖ノ島へ入島し到着後間もなく禊を行い心身を清め、いざ沖津宮への参拝が許された。

神を仰ぎ、神人合一を図り行った祭祀の足跡を残した先人達。一体何の為に祭祀跡を残したのでしょうか?降昇神を行ったとしたらば片づけるものと考える現代とは違う見方をしていたのか。あの島で祭祀を行った各所に神々は鎮座しているから捧げたまま帰路にたったのか。

知力学力では見えぬ「感じる力」を養うには禊と鎮魂の練成が唯一の道なのかもしれない。極の先の扉をくぐる唯一の道なのかもしれないと感じた研修会だった。

 

十日恵比須神社 権祢宜 太郎良 高光