去る3月13日、福岡県神道青年会平成28年度臨時総会が福岡県神社庁にて行なわれた。外山会長以下、福岡県神道青年会会員の悲願でもある第一号議案「規約改定(会費)の件」の議題が中心となった。
先ずは渋田議長の下、提案者である石川事務局長より説明が行われた。
・福岡県神道青年会規約・細則第8条『本会の年会費は次の通りとする 正会費 6,000円』へと改正
説明内容:
会費が増額された20年前と現在では神社界の取り巻く環境は大きな変化をみせている。これら諸問題に迅速に対応する為には我々青年神職は今以上に危機意識を共有し、積極的な活動が必要であり、その環境整備は喫緊の課題である。当会の会費は平成9年に改定された。会費増額が決議された当時の先輩にお話を伺うと、社会情勢が変化し、後輩たちの為にも増額が必要であるとの判断であり、先輩方はじめ各神社の宮司様のご理解を頂き、実現したとのこと。それが受け継がれ、会の運営に支障をきたすことなく、今日にきていることを考えれば、会費増額を決議された当時の諸先輩方のお陰と感謝申し上げる次第である。それと共に会がより活発に進む中にあって、20年もの間、会費が増額されなかったことは諸先輩方の弛まぬ努力の賜物で、時代の変化に合わせ、当会の運営に必要な資金を調達され続けたから成しえたことである。しかし会員数は平成21年が最高で193名、27年度は164名と年々減少傾向にあり、今後5年間で卒業する予定の会員は51名。今後も会員数が減少することが明らかである。全国協・九州協への負担金を含めピーク時より156,000円の差がある。そして、二重負担となる現役会員からのぬぼこ協賛広告をとりやめ、営利目的となるため課税対象の事業頒布品のとりやめ、事務局費の大幅カット(通信運搬費の削減、旅費の全面削除)など、我々も時代の流れと共にやれることはやってきた。今年度が特別なわけでない。何度も申すが先輩諸兄の後ろ姿が今日に受け継がれている。個人主義が広がりを見せる世の中にあって、我々青年神職は奉仕神社のことだけではなく、広く神社界ひいては日本のより良い国づくりを考え行動すべき。未来の神社界は我々青年神職の肩に背負っているとの自覚を持って、今後もより活発に活動して参りたい。そして、その志は次期も次々期も先輩諸兄の精神を受け継ぎ、発展的に存続する会であり続けてほしい。だからこそ、会費増額は喫緊の問題であり、今年度の役員支部員皆様と力を合わせ、各宮司様に理解を求めて参った次第である。
以上の説明がなされた。議長よりお諮りしたところ反対無しの満場一致で可決された。
未来の神青会員の為に、任期中 県内を動き続けた会長、事務局長に惜しみない拍手が送られた。未来ある会員たちは二人のこの貫き通した信念を是非忘れないで欲しい。そして、諸先輩方も実施されてきた通り、時代に即した活動を出来る範囲内で知恵と行動で乗り越えて欲しい・・その想いが詰まった会となった。
↑贈られたプレゼントでイチャつく2人