去る9月12日、福岡県護国神社において、約50名のプライダル関係者が参加されるなか、WECOの発行人である小谷由美子氏、並びに護国神社神職関係者の方々により、和婚についての講義を賜った。
現在、教会式が一般的になっているなか、近年神前式を行う方々、また興味を持つ人々が増加しており、和婚ブームと言われている。
セミナーの中、興味はあるが神前式の一歩を踏み出せない人が多いという意見があった。神社に対する堅苦しいイメージを拭えないでいるからだという。そういった方々に神社をより身近に感じてもらうことができれば、神前式の数は飛躍的に増加するのではないだろうか。そのためには、挙式関係者との密接な関りが必要だと感じた。神社において式を上げる意義を我々が発信するのはさることながら、挙式関係者の方々にもそれを学んでいただき、彼らの口からも発信していただくことも重要なことではないだろうか。
神前式は、次世代の子供等との縁を育み得る大事な式と感じるなか、プライダル関係者とより一層の関りを築いていくということは、これからの神社界においても、大きな第一歩となるのではないだろうか。
今回参加された方々はみな最後まで熱心に講義をうけられ、白熱したセミナーとなった。プライダル関係者からも、神道に関する多くの質問があったことは、とても印象深かった。最後は、拍手喝采のなかセミナーは終了した。
飯盛神社 権禰宜 牛尾 毎秀