去る平成三十年六月二十八日、道彦に飯盛神社の野上講師、助彦に太宰府天満宮の松尾講師をお迎えし、神道行法禊錬成研修会が開催された。まずは風治八幡宮で正式参拝を行い、宇都宮禰宜より御講話を頂戴した。その後、座学形式で禊祓行事次第及び所作、鎮魂(魂振)行事次第及び所作を学んだ。鎮魂には「魂を高める/鎮める」という二つの対照的な意味があり、同時に両方を
することはなかなか難しいことだと感じた。また、布瑠部神業の所作では息の仕方が非常に重要であり、腹式呼吸で大きく深呼吸することが大切であると学んだ。
昼食にお粥を頂いた後は、津野今川河川へと移り実際に川とプールに入水し禊を行った。入水の直前には急に強い雨が降り始めたが、これにより身も心もより一層清めることが出来たのではないかと思う。また、予め地元住民の方々が河川周辺の草刈りやプール掃除をして下さっていたおかげで、清々しい気持ちで禊を行うことが出来た。
初夏とはいえ、禊場は山の中で雨も降り少し肌寒かったが、担当第二部会の皆様の御尽力と共に、地元の方々の温かさを感じる研修会となった。
太宰府天満宮 主典 磐梨眞穂