カテゴリー別アーカイブ: 県の活動

平成三十年度 福岡県神道青年会臨時総会

去る平成三十年十一月三十日、「平成三十年度 福岡県神道青年会臨時総会」が福岡県神社庁にて開催された。本臨時総会には来賓として、西高辻信良福岡県神社庁長、望月参事、久富真人神道政治連盟福岡県本部幹事長のご臨席を賜り、福岡県神道青年会員多数の出席にて執り行われた。

開会の辞につづき、神殿拝礼、国歌斉唱、敬神生活の綱領唱和の後、西高辻信宏会長の挨拶が行われた。「本日は、次期会長を決める大きな議事を控えている」と触れ、〝繋ぐ〟〝襷〟〝駅伝〟といった比喩を交え、一年半を振り返りつつ、未来を見据えた挨拶をされた。次にご来賓紹介の後、代表として福岡県神社庁 庁長 西高辻信良様よりご挨拶を頂戴した。かの九州北部豪雨に触れつつ「青年会の魅力は、若さと瞬間における行動力」「進取の精神・横の連携を大切にこれからも活動を」との有り難きお言葉を賜った。また、「未来を見る目」をもつことの重要性を述べられ、三十年先、一番に取り組まなければならないこと・必要不可欠なこととして、「杜を育てること・人を育てること」を掲げられた。

次に議事に移り、谷議長が議事を進め、次期会長選出の件では、西高辻会長(選考委員会委員長)より選考委員会の経緯が説明され、現副会長である川江正臣氏が選出された旨が説明された。そして、協議の結果、篠崎八幡神社 禰宜 川江正臣氏が満場一致で承認された。引き続き川江次期会長が、神道青年会に携わってから現在に至るまでの十七年間の想いと今後の抱負を語られた。

報告事項では、神道青年会全国協議会の件を石川神青協出向役員より、神道青年九州地区協議会の件を外山九州協出向役員よりそれぞれ報告があった。九州地区協議会が台風の影響で中止となりつつあったが、主管:宮崎県、協力:福岡県(開催地として受け入れ)にて中止を回避し、三月に延期開催となる運びとなったことが報告された。

そして、林田監事より監事講評が行われた。会員一同、今まで以上に気持ちを引き締め、今後の団結を誓いあい、神道青年会の歌、美わしき山河合唱、神殿拝礼の後、閉会となった。総会終了後には場所を移して懇親会が催され、より一層親睦を深めた。

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第二回教養研修会

去る平成三十年十月二十四日に第二回教養研修会が福岡県神社庁にて開催されました。講師に株式会社和える代表取締役矢島里佳先生と山名八幡宮宮司高井俊一郎先生をお迎えし、ご講演を賜りました。

 

第一講では矢島里佳先生より、「日本の伝統を次世代につなぐ」をテーマについて学びました。どのように次世代に文化をつなげていくのか、何を人間がやるべきか、どのようにして文化を知って触れ合う機会を次世代に与えるかなど教えて頂きました。先人の工夫や考えで行われてきた事、作られてきた物に、幼少時から何気ない日常で伝統品を入れ込み五感を感じて伝えていく事、日本に憧れる日本人を神職として増加させることが必要だと思いました。

 

第二講では高井俊一郎先生より、「神社を人々が集う公共の場へ」をテーマについて学びました。神社とは地域の人からしたらどのような存在なのか、どのような存在でなくちゃいけないのか、神社が地域の物語になる事を教えて頂きました。神社に神職以外にも人が常にいる事、神社に町づくりの元ネタになる為の物がある事、五十年百年先の神社と地域の事、地域が困っている時に後に繋がるように自分がやる事、神職として地域の方達に、神社ってこんなすごい所なんだと思わせる努力が必要だと思いました。

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日吉神社 禰宜 田中 智也

平成30年度 第1回研修会

 

去る平成三十年九月三日筥崎宮参集殿にて、未来の住職塾塾長の松本紹圭氏を講師に迎え、研修会が開催されました。

 

神社を取り巻く環境の変化、その中で青年神職は地域を先導し能力やセンス、神道人としての信仰心等の資質が求められ、「神職が求められる資質とは」と題して神社、神職相互のアプローチや運営方法をワークショップ、パネルディスカッションを交えて学んでいきました。

神社のありたい姿、あるべき姿を自然との共存により神社を「みたて」、細分化し地域にどう表現していくか、常に危機感を持つことを心掛けたいと思いました。

後半は、「機会」「脅威」を考える時間が大変興味深く、神社を取り巻く環境を青年神職同士で考査し、新たな発見が各グループで見られ貴重な時間となりました。

 

こういった運営にかかわる項目を社頭に持ち帰り、組織的に実践して参りたいと強く思う研修会となりました。

 

和布刈神社

禰宜 高瀨 和信

福岡縣護国神社 みたままつりに向けた提灯準備作業奉仕

去る8月10日、福岡縣護国神社みたままつりに向けた提灯準備作業奉仕が執り行われた。福岡県神道青年会主催のもと、会員や地域団体ら総勢81名が作業に汗を流した。福岡県神道青年会の英霊顕彰事業として今年は4回目を迎えたが、これまでで最も多い参加人数となった。

 

この日は参加者の正式参拝の後、福岡縣護国神社宮司田村豐彦様から御講話を頂き、御英霊、御先祖様の勇気によって今の日本が成り立っている事実を改めて思い起こされた。特攻隊に参加された73年前の若者の生々しい声を拝聴し身の引き締まる思いを抱きながら、提灯取り付け作業を行った。

炎天下のもと適宜休憩をとるなど体調に気を遣いながらの作業となったが、小学生から大人まで協力し合いながら事故なく無事に終える事が出来た。

 

私自身は初めての提灯取り付け作業であったが、みたままつりにむけた準備をご奉仕させて頂けた事は、神職人生のうえで貴重な体験となった。御英霊のみたまに思いを馳せながら、御先祖への感謝とともに今後の日本国並びに世界の平和を祈らずにはいられない。また、他神社の皆様との共同作業を通して貴重な意見交換も行う事ができ、貴重な体験となった。その他様々な団体が参加されている光景に、日本人として大切な心を改めて思い出す事ができた。

 

今回の取り付け作業は小学生も含め、若い世代が多く御奉仕した。この体験を通して、私達のような若い世代が御英霊のみたまへの感謝を忘れてはならないだろう。そして同世代、さらには次の世代へ同じ思いを繋いでいく事が大切だと気付く、そんな一日となった。

 

香椎宮出仕   栗原永昌

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