北方領土問題に関する研修会
日時:令和4年12月2日(金)/13時~
場所:福岡県神社庁
〇参加人数
青年会会員19名
天理教 陣原教会1名
〇内容
【第一講】
アニメ映画「ジョバンニの島」上映会
【第二講】
グループディスカッション
【第三講】
高校生によるオンライン講座
根室高校 北方領土根室研究同好会
〇感想
私自身北分領士に対しての認識は「日本の国士を占領されている」程度の知識しかなく、実際どのような背景から現在のようになったか詳しく学んだ事がありませんでした。
第一講では、「ジョバンニの島」というアニメーション映画を鑑賞しました。
この映画は「得能宏さん」という方のお話を基に作られ、ソ運の占領下にあった色丹島の人々について描かれていました。この映画の中でソ連の子供達と日本の子供達が仲良く遊んだり、ソ連兵が主人公を食事に誘う等、占領下とはいえ、やはり同じ人間であると感じる場面がありました。
しかし、その大切な故郷を追われ、つらく苦しい環境の中で必死に日本に帰る描写もあり、とてもつらい体験中、島民の皆様は現在も故郷を思い過ごされているのではと思う内容でした。
第二講のグループディスカッションでは、各部会に分かれ様々な問題や.発活動の企画を考える中で多くあったのが、どれだけ多くの方にこの問題を知ってもらえるかを考える方が多く、やはり我々も含めこの問題に対しての信念や意義等が人々に浸透していないと感じました。
第三講では根室高校の生徒さんによるオンライン講座にて、北方領土の歴史的背景や、皆さんの活動等のお話を頂きました。元島民の方が少なくなっている中、これから先の北方領土問題を担う世代の活動が非常に楽しみであると感じました。
北方領士問題は両国の政治的な面のみならず、日本、ロシア共に元島民の方、また在住しているロシアの方々の気持ちや意向を十分に考えた上で解決しなければならない問題であり、グローバル化が進んでいる社会で生きている次の世代が手を取り解決しなければならないと考えさせられる講習でありました。私も国家の安寧と繁栄を祈る神職として、北方領土問題を再認識し、より良い未来の為になにが出来るかを考え、改めて日々御奉仕に励みたいと存じます。
(太宰府天満宮 主典 葦津 頼之)
【第一講】
【第二講】
【第三講】
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