禊について(志賀海神社 阿曇)
玄界灘と博多湾を望み、自然豊かな島の中心に鎮まる志賀海神社。
御祭神である綿津見三神は、日本神話においてイザナキ命が禊をした際に生まれた神様です。
日々奉仕する中で、阿曇禰宜が考えている禊について伺いました。
ー禊は罪穢れを祓うだけでなく、自分自身が切り替わる時であったり、生まれ変わる瞬間だと思っています。生活の中でも「今日も仕事か」と思いながらも、身だしなみを整えてから家を出ますよね?その行動自体が禊、お祓いになっているのです。
顔を洗い歯を磨き、自分自身の弱い部分も一緒に洗い流すことで、身も心も整った状態になることができます。そんな生活の中の禊(=祓い)に気が付いてもらえるようなきっかけ作りを神社が担えたらいいなと思っています。ここ(神社)に来ることで自然の音、神聖な空気を感じ、清々しい気持ちになっていただき、神社が自分自身を見つめ直すきっかけになることができれば、世の中ももっと明るくなるのではないかと思っています。ー
(志賀海神社 神職 阿曇)
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