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創立70周年記念事業「神宮古殿地清掃奉仕」1日目

◎福岡県神道青年会創立70周年記念事業「神宮古殿地清掃奉仕」

日時:令和5年12月6~7日

場所:1日目 外宮、神宮徴古館、内宮参集殿

講師:神宮宮掌 千秋季嗣 先生

以下、受講生 感想

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令和5年12月6日から7日に福岡県神道青年会創立70周年記念事業として行われた、神宮参拝並びに古殿地清掃奉仕に参加致しました。初日は神宮外宮を参拝し、神宮徴古館を拝観、内宮にて神宮宮掌でいらっしゃいます千秋季嗣先生のご講演を拝聴致しました。

 外宮は自由参拝でございました。澄んだ空気の御神域にて色づいた紅葉が美しく、私を含め参拝者の皆様が足を止めて見入っていらっしゃいました。

 神宮徴古館では奉納刀や絵巻、神宮にて実際に奉納されている御神宝から国の重要文化財である美術品などを、神宮参拝並びに古殿地清掃奉仕に参加致しました。神宮宮掌北島大孝先生にご説明をいただきながら拝観致しました。立派な鰹木の実物は壮観でありました。

 千秋先生のご講演は1時間という短い時間でしたが、実際に神宮でご奉仕されている方の生の声を聞ける大変貴重な機会でした。中でも毎日ご奉仕する中で何を考えるか、神様をどう感じるかという質問のお答えが神職の鑑だなと感銘を受けました。

 日毎朝夕大御饌祭でのご奉仕にて土器に並々お注ぎした御神酒は、撤饌の時にはすっかりなくなっているそうです。ただ土器が吸ったのだというだけではなく、祭祀の最中に実際に神様がそこにおいでいただいたのだと思うと、思い出しても鳥肌が立つ思いだとお話しいただきました。神様をどう感じるかは受け取り手次第である。麗しい風が吹けばお喜びいただけているのかもしれない、暖かな日差しを受ければ御恵をいただけているのだ、と思いながらご奉仕出来るのは素敵なことだと思います。冷たく張り詰めるだけではない、外宮の柔らかな雰囲気を思い出しながら拝聴しておりました。

 2日目の古殿地清掃ではご奉仕に徹するのもまた素晴らしいが御神域の雰囲気や空気感から何かを感じ取ってほしい、そして受け取った尊い気持ちを福岡に持って帰ってほしい。お忙しい中にお時間を割いていただいた千秋先生のお心にも応えるべく、自分なりに感じたことを社頭にて伝えたいと思います。一日を通して多くの物を吸収させていただいた、大変に実りある研修初日でありました。

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(第三部会 江良)

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